どうも、お久しぶりです。
「またでいいや…」とサボることを繰り返していたら、あっという間に約1年経っていました(汗)

久しぶりの記事ですが、今回は前回の記事『「倉野くんちのふたご事情」がWindows8.1 64bitでセーブデータが移行できない件』が解決したので、それについての報告をしていきます。

同じことで困った人の助けになればと思っています。

前回の振り返り

事の始まりは、新しいPCにゲームデータを移行した時。
Windows7 32bitのPCからWindows 8.1 64bitのPCに複数の作品を移行するも、何故かCUBEの「倉野くんちのふたご事情」のみセーブデータが移行することが出来ませんでした。

この時は、自分が無知だったのもあり、単に「Windows8.1に対応してないのが原因」と決めつけて記事は終了。

その後に分かったこと・推測

まず、その後に以下の3つが判明

・「倉野くんちのふたご事情」には「吉里吉里2」というゲームエンジンが使用されている

・「吉里吉里2」は「savedata」というフォルダを作成し、その中にセーブデータを保管する

・セーブデータは制作時に場所を指定できること

その3点から以下のように推測

・セーブデータのフォルダの場所が通常とは異なるため、それが原因で読み込めない

・少なくともOSのバージョンは関係していない

これを踏まえて少しずつ解決することに…

2つの問題点

セーブデータが読み込まれない原因は判明したので、解決へ少し近づいたわけなんですが、まだ以下の問題点が残ってます。
1.セーブデータの保存場所はどこか。
2.コピーしても正しく作動するか。
この2つです。

まず1つ目のセーブデータがどこにあるのか。
通常の場合、大体のゲームが
C:\Program Files\aaa\bbb\savedata
という感じでゲームのインストールされたフォルダに保存されることが多く、そのためPCを引っ越す時などはこのままフォルダごと持ってくれば起動するわけなんです。
でも、今回はセーブデータが別の場合に保存されてて、その上場所が全く不明。

ネットで多く挙げれてるのは
C:\Users\UserName\AppData\Local
などが多く、実際に保存されてる場合もあるけど、今回はここでも見つからず。

ようやく見つけた解決へのヒント

少しでもヒントが無いかと探した所、こんなのを発見
http://www.westside.co.jp/download/sale/20121214/krano100.txt
よく秋葉原で売られてる「お楽しみCD」というPCゲームの改造プログラムの収録されたCDを販売している「ウエストサイド」がその読者向けに配布しているtxtファイルだと思われるのですが、ここに保存されてる場所が掲載されてました。

場所はXPとVista以降で分かれてるみたいで、 Windows XPは
C:\Documents and Settings\UserName\Application Data\CUBE\倉野くんちのふたご事情\savedata
Windows Vista以降は
C:\Users\UserName\AppData\Roaming\CUBE\倉野くんちのふたご事情\savedata
という感じ。
ようはここのデータを引っ越す前のPCからコピーして、同じとこ引っ越したPCにコピーするだけって事ですね。
ただ、これだけじゃダメなのが恐ろしいとこ。

落とし穴と隠しフォルダという存在

実はこの保存されてる「AppData」というフォルダが隠しフォルダであり、Windowsの標準設定では表示されないんです。
「そんなの知ってるわ、ボケ!」は勝手にやって頂いて構いませんけど、作業をする前は隠しフォルダを表示するように設定を変更してからやる必要があるので、気をつけないとダメですね。

ともかく、PCをある程度理解出来てる人なら、移す前のPCから
C:\Users\UserName\AppData\Roaming\
を開き、その中にある「CUBE」というフォルダをまるごとコピーして移すという方法をやればゲームは認識してくれますのでやってみてください。